Garageband(ガレージバンド)でオフボーカル音源のキーを変更する方法

Garageband(ガレージバンド)でオフボーカル音源のキーを変更する方法 歌ってみた

歌ってみたを録る際に、原曲キーだと歌いづらい場合もあると思います。

そんなときはキーを変更して録音することをおすすめします。

オフボーカル音源のキー変更はDAW等を用いて行うのが一般的ですが、わざわざPCでするのはめんどうだという人も多いのではないでしょうか。

本記事では、オフボーカル音源のキーをiPhoneの標準アプリである「Garageband」で変更する方法について解説します。

筆者も実際に使っている方法なので、ぜひ参考にしてください。

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Garageband(ガレージバンド)とは?

Garageband(ガレージバンド)とは?

Garagebandとは、 iPhoneに標準搭載されているアプリで、ボーカルのMIXはもちろんのこと、各楽器の打ち込みなどもできます。

オフボーカル音源のキー変更も例外ではなく、Garagebandだけで簡単に変更することができます。

Androidでは利用できないため、ご了承ください。

もし、アンインストールしてしまった方は、以下のリンクから再インストールしておいてください。

GarageBand

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Garagebandでオフボーカル音源のキーを変更する方法

Garagebandでオフボーカル音源のキーを変更する方法

では、具体的にGaragebandを使ってオフボーカル音源のキーを変更する方法を解説します。

以下の手順で進めていきますので、説明を見なくてもできる部分は飛ばしながら参考にしてください。

①オフボーカル音源をiPhoneにダウンロードする
②Garagebandのトラックに音源を挿入する
③すでに入ってるエフェクト等をオフにする
④Audio Units拡張機能に「AUNewPitch(エーユーニューピッチ)を追加する
⑤設定画面からAUNewPitchを開き、設定したいキーに変更する
⑥WAV形式でオフボーカル音源を保存する

①オフボーカル音源をiPhoneにダウンロードする

まずはiPhoneにオフボーカル音源をダウンロードします。

ダウンロードした音源は名前で見分けがつくようにして、iCloudに保存してください。

iPhoneで直接ダウンロードするか、PCでダウンロードした音源をiPhoneに送る方法があります。

詳しいダウンロード方法は以下の記事をご覧ください。

②Garagebandのトラックに音源を挿入する

次はGaragebandにオフボーカル音源を挿入します。

まずはGaragebandを開き、トラックの画面に移動します。

01_Garagebandを起動

02_Garagebandを起動_2

03_Garagebandを開いた直後の画面

この状態だと曲の長さが8小節までになってしまうため、音源の長さに合わせて伸びるように設定する必要があります。

まずは、右上の「+」マークを押します。

04_Garagebandのトラック画面

8小節と書かれている所を押して、詳細の設定画面を開きます。

05_小節の長さを調整

自動と書かれている所を選択します。

赤枠で囲われている部分が緑色になっていれば、選択されています。

06_小節の長さを調整_2

次は音源を差し込むために、トラック画面に戻り、右上のわっかボタンを押します。

03_音源挿入

開いた画面の上部にあるタブから、ファイルを選択します。

07_音源の追加

左下の「ファイルから項目をブラウズ」を選択します。

08_音源の追加_2

iPhoneのファイルアプリが開くため、保存されているフォルダを探して、対象のオフボーカル音源を選択します。

09_音源の追加_3

数秒待つと、先ほどのファイル選択画面に選んだファイルが追加されます。

表示されたファイルを長押しすると、トラック画面が表示されるので、トラックの左端に併せて音源を追加しましょう。

この時、すでに作成されている一番上のトラックの下に追加してください。

10_音源の追加_4

以下のような画面になっていればOKです。

左側のアイコンがこのマイクの形になっていないと、何かの操作を間違っている可能性があるため、一度音源を削除してから再度音源を挿入しなおしてください。

11_音源追加後のトラック画面

挿入出来たら、元々あったトラックは必要ないので、削除してしまって問題ありません。

これでオフボーカル音源の挿入は完了です。

③すでに入ってるエフェクト等をオフにする

次に、音源を挿入すると自動で入ってしまうエフェクトをオフにします。

これをしないと、オフボーカルに不要な加工が入ってしまうため、キーを変更する前に必ず対応しましょう。

まずは、トラック画面の左上にあるフェーダーボタンを押します。

12_フェーダー画面

次に下の方に表示されている「プラグインとEQ」を開きます。

13_プラグインとEQ画面

開くと、「EFFECT EQ」の左にある電源アイコンが青色(ON)になっていますが不要なので、タップしてOFFにします。

以下のようになっていればOKです。

14_EFFECT EQを削除した状態

④Audio Units拡張機能に「AUNewPitch(エーユーニューピッチ)を追加する

次に、プラグインとEQの右上にある「編集」をタップします。

14_EFFECT EQを削除

EFFECT EQの下に+マークがいくつか表示されるので、タップしてください。

15_プラグインとEQの編集画面

エフェクト追加画面が表示されたと思います。

画面上部にある「Audio Unit拡張機能」というタブを選択します。

16_エフェクト追加画面

そうすると、おそらくこのデバイスにはAudio Unit機能拡張がインストールされていませんと表示されていると思います。

表示させるためには、AppStoreで他社のAudio Unitを一度インストールする必要があります。

※もし、ずらっとリストが表示されている場合は、Audio Unitの選択までスキップしてください。

17_AudioUnit拡張機能追加画面(表示されてない状態)

AppStoreを開き、「Zero Chorus」と検索しましょう。

以下のアプリがあると思うので、インストールしてください。

※後ほど、このアプリは削除できます。

18_他社のAudioUnitインストール画面

インストールが完了したら、再度Audio Unit拡張機能の追加画面を再度開きなおしてください。

以下のようにリストが表示されていると思います。

19_他社のAudioUnitインストール後のAudioUnit拡張機能追加画面

一度リストが表示されれば、今後は他社のAudio Unitがなくても表示されるようになるため、先ほどインストールしたZero Chorusのアプリはアンインストールしても問題ありません。

リスト内から「AUNewPitch」を探してください。

これがキー変更をするための拡張機能 です。

見つけたら、選択して追加してください。

20_AUNewPitchの選択画面

追加できると以下のように表示されます。

追加できていたら右上の完了をタップしましょう。

21_AUNewPitch追加後のプラグインとEQ編集画面

⑤設定画面からAUNewPitchを開き、設定したいキーに変更する

次は、今追加したAUNewPitchを使ってオフボーカル音源のキーを変更します。

まずは、AUNewPitchを開きましょう。

22_プラグインとEQの編集画面完了後画面

開くと以下のような画面が表示されます。

左の数値を変更することでピッチが変更できます。

23_AUNewPitchを開いた画面

ここでは、+1、-1のような表記ではなく「セント」という単位で表示されます。

100セントでキーが1ずれると覚えておいてください。

つまり-1にしたければ-100セントに設定し、+2にしたければ200セントに設定すればOKです。

ちなみに、スケールを操作するときれいな数字にできないと思いますが、数セントのずれでは大きな影響はないため、なるべく近い数値に合わせるくらいで大丈夫です。

今回は+1にするために、100セントに合わせました。

24_AUNewPitchでキーを変更した画面

左下の「プリセット」を開くと、今回の設定を保存しておくことができるので、よく使うキーの場合は保存しておくと便利です。

最後に、右上の「完了」を押せばキー変更は完了です。

⑥WAV形式でオフボーカル音源を保存する

最後に、キーを変更したオフボーカル音源を保存します。

トラック画面の左上にある「▼」マークをタップし、ファイルの選択画面に戻ります。

28_キー変更後に保存するために一度Garagebandを閉じる

先ほどまで編集していたGaragebandのファイルを長押しすると、以下のようにメニューが表示されます。

右上にある「共有」を開きます。

29_ファイル長押し後の画面

そうすると保存フォーマットの選択画面が表示されるので、「曲」を選択します。

30_保存フォーマット選択画面

次に、保存ファイル形式を選択する画面になるため、一番下にある「非圧縮(WAV)」を選択します。

31_保存ファイル形式選択画面

WAV(ワブ)というファイル形式は、圧縮されていないためファイルサイズは大きくなるものの、最も音質のいい形式です。歌ってみた等で利用する場合は、WAV形式が一般的です。何か事情がない限りは歌ってみたに関連する音源のファイル形式はWAVを使用しましょう。
ファイル形式を選択すると、その後の処理を選択する画面になるので、下の方にある「ファイルに保存」を選択します。
32_ファイルに保存
最後に、分かりやすいように名前を付けて完了です。
キー変更後のオフボーカル音源であることが分かる名前にしておきましょう。
33_保存名の設定画面
以下のように追加されていれば完了です。
34_保存完了画面
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自分に合ったキーで歌って、より魅力的な歌ってみたを投稿しよう!

今回はGaragebandを使ってオフボーカル音源のキーを変更する方法を解説しました。
この記事を見ると少し手間がかかるようにも見えますが、一度AUNewPitchを追加してしまえば、その手順は省けますし、慣れればすぐに終わる作業量です。
キー変更はあなたの歌をより魅力的にするために必要な手段です。
今回ご紹介した方法を参考に、ぜひキーを変更して歌ってみたを投稿してみてください。
では、また次の記事でお会いしましょう!

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