「歌い手になりたいけど、録音ってどこでしたらいいんだろう?」
「家だと大声出せないし、家族に歌が聴かれるのも嫌だ…」
なんて悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実は、歌える場所って家以外にもたくさんあり、逆に家で歌う場合も録音方法さえ気を付けていれば良い音質で録れます。
今回はそんな歌ってみたの正しい録音方法と、録音に適した場所や環境について解説していきます。
録音場所を選ぶ時に考えるべき3つの条件
そもそもどういう場所がいいんだろう…
歌える場所を探す前に、まずはどういった条件で歌う場所を絞っていくかについて説明したいと思います。家で録りましょうと言っても、車通りの多い道が近くにあれば難しいですし、静かなところだとしても壁の薄い家だと近所に迷惑をかけてしまうかもしれません。
まずは、満たしていた方がいい3つの条件について解説していきます。
歌っても苦情が来ないか
ちょっと!うるさいわよ!
ひぃぃ…!ごめんなさい!
まず、大前提としてご近所さんに迷惑をかけてはいけません。アパートやマンションに住んでいる方はなるべく家で歌うことを避けましょう。それに、苦情を恐れて控えめに歌ってしまうと魅力的な歌ってみたは録れません。
この後に、歌ってみたを録音するのに適した場所についても解説しているので、そちらも参考にしてください。
なるべく声が反響しない
反響ってだめなの…?
反響は録音にとっての大敵です。反響する場所は例えばお風呂場なんかが代表的ですね。反響してしまうと、歌ってる最中は自分の声が跳ね返ってきて歌いやすいかもしれませんが、後からMIXするときに加工がしづらくなったりします。
なので、声が響いてしまう部屋や広い部屋なんかも反響しやすいので、なるべく避けるようにしましょう。
雑音が少ない
これは一番気になるね!
雑音も録音にとって大敵となります。絵で例えるのであれば、雑音のある環境で録音することは、すでに落書きがされているキャンバスに絵を描いているようなものです。普通は真っ白なキャンバスに絵を描きますよね?
なので、録音をする際は極力雑音がない環境を選ぶようにしましょう。車通りの多い道や線路などが近くにある家での録音は難しいかもしれませんね。ちなみに、エアコンや空気清浄機のようなものも雑音になるので、録音する際は消すようにしましょう。
録音できる場所6選
で、実際にどこで録音すればいいの?
ここからは、歌の録音ができる場所を5つご紹介していきます。
家(宅録)
自宅で録音することを通称「宅録」と呼んだりします。歌を録音する際に一番最初に思いつく場所だと思います。
家かぁ…
しかし、前項でも書いているように、歌を録音するのに適した場所の条件を家で満たすのは難しいかと思います。もし近所迷惑にならず、雑音も少ない場所に家があるのなら宅録が向いていると言えるでしょう。
うちは難しいかもな…
家で録音する場合は、なるべく反響しない部屋をえらび、エアコンや空気清浄機、換気扇のような雑音を発するものは電源をオフにするのを忘れないでくださいね。
カラオケ店
カラオケ店は元々外に音が漏れないよう、防音・吸音に優れた部屋になっている事が多いです。また、スタジオなんかよりも安価で利用出来るという点もメリットの1つだと思います。しかし、カラオケに行ったことがあれば経験したことがあると思いますが、他の部屋の歌が聞こえてくる事がありますよね。
つまり、雑音がない場所という条件を満たすのが難しいケースが多いです。なので、もし周りの音や店内BGMが部屋の中まで聞こえてこないカラオケ店があれば、録音に適していると言えるでしょう。
音楽スタジオ
いちばん安心して録音できる場所といえば音楽スタジオですね。防音・吸音ともに優れてますし、当然近所迷惑にもなりません。
行ってみたいけど…
あえて問題点をあげるとすれば、カラオケなどと比較すると少し値段が高いことと、行ったことがない人にとっては少し敷居が高いことでしょうか。実際に僕が初めて行った時もめちゃくちゃ緊張しました。しかし、音楽スタジオであれば機材の貸出もやっているので、それ以上の価値はあると思います。
一人カラオケ専門店
そ、そんなのあるの!?
最近だと、ワンカラを初めとした一人カラオケ専用の店舗があります。普通のカラオケ店と違うのは、以下のような点です。
・音はスピーカーではなくヘッドフォンから聞く
・マイクが2種類置いてあったりエフェクターなどの機材が置いてあることもある
カラオケ音源も自分の歌ってる声も全てヘッドフォンを通して聴くことになるので、大きな雑音は発生しないという点が普通のカラオケとの1番大きな違いですね。また、マイクも普通のカラオケ店にあるダイナミックマイクだけでなく、収録に使われるようなコンデンサマイクも置いてる店舗もあります。
これらのマイクやエフェクターなどは、店員さんに言えば使わせてもらえたりもするので、機材をまだ持ってないという人にもオススメです。ただし、一人カラオケ専門店はまだ都心を中心に展開されているため、他の地域の方は近くに店舗がないという人も多いかもしれませんね。
車内
車!?
他とは少し方向性が違うのですが、車の中も録音をする場所の候補になります。実は、車の中は防音や吸音に優れているんですよね。なので、機材を持ち込んで録音作業をするのに意外と適しているのです。
しかし、注意しなければいけないのは、エンジンをかけてしまうと雑音が入ってしまう点です。つまり、エアコンをけることができず、車内という密室の空間で歌うことが難しい季節もあります。
また、車内では立って歌うこともできないため、本来の力が発揮できない可能性もあります。ですので、エアコンを使わなくても平気な季節や座ったままでも歌えるような人であれば、車内でも十分録音に向いているといえるでしょう。
簡易防音室
防音室が一番いいよね~
自宅でもっとちゃんとした環境を作りたいという人は、簡易防音室の購入もぜひ検討してみてください。防音室と聞くと何十万もしたり、アパートでは設置が難しいものを想像する方もいると思いますが、実は10万円以下でも購入できるものがあります。
その名も「だんぼっち」です。だんぼっちは工事や工具不要で組み立てることができ、自宅に簡単に設置ができます。素材は段ボールですが、特殊な技術で作られているため、すごく頑丈にできています。
あくまで簡易防音室なので、完全に音もれしないようにするのは難しいですが、中に吸音材を設置することで極限まで防音室に近づけている人もいるようです。お金に余裕のある方、本気で歌い手をやっていきたいという方はぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
録音する際は場所選びが重要!
意外と録音できる場所って色々あるんだね~
条件満たせる場所探してみようかな…
自身の録音に適した場所は見つかりましたか?必要な条件を満たしている場所であれば、紹介した場所以外でも全然大丈夫です。録音に適した場所で、素敵な歌ってみた作品を作ってみてください。
では、また次の記事で会いましょう!
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