歌い手を始めたばかりの時、いきなり機材にお金が使えずにiPhoneだけで録音をしている人も少なくないと思います。
また、学生の場合は限られたお金で活動する必要があるため、そもそも機材をそろえることが難しいという人もいるでしょう。
しかし、歌ってみたを公開する以上、なるべく質の高い歌を録りたいですよね。
そこで今回は、iPhoneでも高いクオリティで録音できるマイクをご紹介していきます。
iPhoneでも高音質で録音したい、iPhoneの直マイクよりは質を上げたいと思っている方はぜひ参考にしてください。
iPhoneだけでも綺麗な音での録音は十分可能
そもそもiPhoneで録音なんかできるの?
まず、前提としてiPhoneだけで録音することは十分可能です。
iPhone自体の性能が上がっているのはもちろん、今やiPhoneだけで歌ってみたを録音する人も少なくないため、そういった需要を満たすためにiPhoneでも高音質で録音できるマイクが多く販売されています。
本格的な歌ってみたを投稿したいけどiPhoneでもできるのか…と不安に思っている人は、ぜひこれから紹介するマイクを参考に、高音質の歌ってみたを作ってみてください。
iPhoneマイクの種類
マイクっていろんな種類がありそう…
iPhone用のマイクといっても様々な種類があります。自分の用途に合った適切なマイクを選ぶためにも、まずはどんな種類のマイクがあるのかについて知っていきましょう。
マイクのタイプ
マイクには以下のタイプがあります。
・ガンマイクタイプ
・ヘッドセットタイプ
・ピンマイクタイプ
・差し込みタイプ
手持ちタイプ
手持ちタイプはカラオケで使用されているようなマイクです。これはダイナミックマイクと呼ばれ、歌ってみたの録音にも使用しやすいタイプです。
また、商品によってはエコーやスピーカー機能が搭載されている場合もあるため、録音前の練習にも使用できますよ。
ガンマイクタイプ
ガンマイクはほとんどの場合、棒状の形をしています。細長い見た目がショットガンに見えることから、ガンマイクと呼ばれるようになりました。
テレビやYouTubeの収録でも使われている形で、それを縮小してスマホ用にしたものだとイメージしてもらうとわかりやすいと思います。マイク正面の音を拾うことに秀でており、高音質での録音が可能です。
ヘッドセットタイプ
ヘッドセットタイプはヘッドホンとマイクが一体になっているタイプのマイクです。マイクと別でイヤホンやヘッドホンを準備する必要がなく、頭に設置するため顔の前にマイクを固定できるのも特徴の一つです。
歌の録音にも使えますが、生放送やLIVE配信などある程度動きも伴う際におすすめのマイクです。
ピンマイクタイプ
ピンマイクタイプは小型のマイクを洋服などにクリップで留めるタイプのマイクです。TV収録などでもよく使われており、動きながらの録音時に手をふさぐことなく使用できるのが一番の特徴です。
ピアノやギターなどの弾き語りで使いやすいアイテムですね。
差し込みタイプ
差し込みタイプはスマホに直接差し込んで使うタイプのマイクです。イヤホンジャックやiPhoneのLightningコネクタに直接差し込むため、コードレスで使いやすいのが特徴です。
とてもシンプルな構造になっているので初心者にもおすすめのタイプです。
マイクの指向性
指向性とは、マイクが音を拾う方向のことです。マイクの指向性には一般的に以下の3種類があります。
・双指向性
・全指向性(無指向性)
単一指向性
単一指向性とは一方向から収音する性質のことです。なので、マイクの横側や裏側から音を発してもあまり拾いません。雑音が気になる環境で収録をする場合には単一指向性のマイクが適しているといえるでしょう。その代わり、歌う時に動いてしまう人や複数人で収録をする場合はあまり向いていません。
双指向性
双指向性とはマイクの正面と背面の2方面で収音する性質のことです。二人で向かい合って歌う場合などに適したマイクです。側面からの音は拾いにくいため注意が必要です。
全指向性(無指向性)
全指向性とはすべての方向からの音を収音する性質のことです。すべての方向からの音を拾えるため、多少動いてもしっかりと音を拾ってくれます。その代わり、その他の雑音も拾ってしまうため、注意が必要です。しっかりと録音環境がそろっていない人には不向きといえるでしょう。
マイクの接続方法
マイクの接続方法には有線接続と無線接続(Bluetooth)の2種類があります。有線マイクはコードがある代わりに音質が良いことが多く、またタイムラグもありません。特別な理由がない限りは有線のマイクを使用した方がいいでしょう。
ただし、有線の場合はマイクとの距離も線の長さに依存してしまうため、動きがある歌い方には不向きです。その場合は無線マイクを検討してもいいかもしれません。ただし、無線マイクは音ズレが起きやすく、電波の干渉も受けやすいので音が途切れ途切れになることもあるので注意が必要です。
マイクの収音方法
マイクの収音方法にはモノラルとステレオの2種類があります。モノラルの場合は音を一つの塊として扱うため比較的フラットな音で収録できます。ステレオの場合、左右でそれぞれ音を区別するため厚みのある臨場感たっぷりの音で収録ができます。
どういった作品にしたいかによって適切な収録方法は変わってきますが、特にこだわりがないのであればモノラルが無難です。ただ、ステレオがダメというわけではないので、色々試しながら自分に合った収録方法を探してみてください。
おすすめのiPhoneマイク8選
種類についてはわかった!
具体的にどんなマイクが良いのか教えてほしい…
では、具体的にどのマイクがおすすめなのかをご紹介していきます。これからのマイク選びの参考にしてみてください。
【SHURE】 MV88
実は僕はこのマイクで録音しています!
このマイクは単一指向性と双指向性を持ち合わせているの差し込み式マイクです。Lightningコネクタで接続できるため、ジャックの変換機も必要なくiPhoneで簡単に利用できます。収音方法はステレオなので、臨場感のある録音ができます。
【IK Multimedia】iRig Mic
このマイクは単一指向性の手持ちマイクです。イヤホンジャックで接続できるため、スマホでも簡単に利用できます。収音方法はステレオなので、臨場感のある録音ができます。
【IK Multimedia】iRig Voice
このマイクは単一指向性の手持ちマイクです。上記にあるiRig Micの廉価版で、多少音質は落ちるものの、比較的安価で購入できます。イヤホンジャックで接続できるため、スマホでも簡単に利用できます。収音方法は不明です。
【ZOOM】IQ7
このマイクは単一指向性と双指向性を組み合わせたMid-Side方式の差し込み式マイクです。Lightningコネクタで接続できるため、ジャックの変換機も必要なくiPhoneで簡単に利用できます。収音方法はステレオなので、臨場感のある録音ができます。
【audio-technica】AT9913iS
このマイクは単一指向性のガンマイクです。イヤホンジャックで接続できるため、スマホでも簡単に利用できます。収音方法はモノラルなので、まとまりのある録音ができます。
【Ashuneru】XO-V001
このマイクは単一指向性のピンマイクです。イヤホンジャックで接続できるため、スマホでも簡単に利用できます。収音方法は不明です。
【OLYMPUS】 ME52W
このマイクは単一指向性のピンマイクです。イヤホンジャックで接続できるため、スマホでも簡単に利用できます。収音方法は不明です。
【Codio】MK01BL
このマイクは単一指向性のコンデンサーマイクです。PCの録音でも使われるコンデンサーマイクですがこの商品はスマホにも対応しています。プロの現場でも使用されることがある非常に優秀なモデルです。
イヤホンジャックで接続できるため、スマホでも簡単に利用できます。収音方法はステレオなので、臨場感のある録音ができます。
iPhone用マイクを買って歌ってみたの質を高めよう!
マイク買ってみようかな!
iPhoneでも高音質の歌ってみたを作ることは十分に可能です。しかし、iPhoneに付属されているマイクではどうしても限界があります。今回紹介したマイクを使って、より高いクオリティの歌ってみたを作っていただければと思います。
では、また次の記事でお会いしましょう!
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